今日、感動をお渡しできましたか?

今日の稽古は、練習に支障をきたすくらい稽古前から怒り倒しました。

おそらく、この10年で一番怒鳴ったと思います。

言葉も荒くなりました。

後で見ておられるお父さん、お母さんたちにとっても、緊張の時間だったと思います。
永遠に続くような時間に感じたかもしれません。

僕もそうでした。

怒鳴りながら、

「この後、どうやって怒り続けよう……」

「正しい怒り方は?」

と考えていました。

一度、部屋を飛び出しました。

でも部屋に戻りました。

「いや、このままじゃ、怒った理由も何も伝えられない」

と思い、部屋に戻りました。

怒ることに酔いしれるタイプの人もいるのかもしれませんが、僕はそういうタイプではありません。

怒った後、自分が言った言葉を一つひとつ思い出して、

「あの言い方でよかったのか」
「別の言い方ができなかったのか」

と反省するタイプです。

今日もそうです。

緊張の一時間が終わり、お母さんのところへ向かうと、お母さんは泣いておられました。

それを見て、僕も泣きそうになりました。

散々怒鳴った後だったので、さすがにここで僕まで泣くわけにはいかないと思い、こらえました。

その時に思いました。

まだ僕は、お父さん、お母さんの声の代弁者でいることができる。子供たちを長く、長く、長く預けて下さる理由がきっとある

ー子どもたちを親御さんと一緒に育てていくー

その役割をまだ与えてもらうことができる。

怒ることが正しいわけではありません。
もちろん、言い方だってあります。

でも、笑わせることだけが教育でもないと思います。

感極まって泣いていたお母さんを見た時、改めて、

「一緒に育てる」

という気持ちを忘れてはいけないと思いました。

僕が何かを与えているつもりでも、実際には僕のほうがたくさんの感動を与えてもらっています。

今日の怒り方が本当に正しかったのでしょうか。

今も、自分が言った言葉を一つひとつ思い出しながら考えています。

「もっと違う言い方ができなかったか」

「もう少し冷静にあの話をしていれば、もっと何かを伝えられたんじゃないか」

そこにはやっぱり後悔があります。

それでも、こんな仕事をしながら、映画のラストシーンのように、いつかみんなで泣いて笑えるーハッピーエンドーがいいなと思います。

そんな未来のために、今この時間を大切にして、一日一日を刻んでいきたいと思います。

今日は怒鳴らせていただき、ありがとうございました。

そして長い時間、僕の言葉を受け止めてくださり、ありがとうございました。

来週はその分、いつも以上に子どもたちを笑わせたいと思います。

ここ数年で一番素敵な写真です。この写真が大好きです。わずか先週の写真です。

この場所にも笑顔が溢れますように。


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切なさや悲しみを背負う そんな、闇に向かうオレンジも表裏一体で存在するけど

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