合気道の特色、歴代道主

合気道は、植芝盛平扇が日本伝統の武術の奥義を究め、さらに厳しい精神修行を経て発展させた現代武道です。合気道は相手といたずらに力で争いません。その技は、相手の暴力を制するもので生命を殺傷いたしません。人間生命の尊重がうたわれる現代にふさわしい武道で、合気道が和の武道といわれる所以もここにあります。

特色

合気道は競技を行いません。お互いの習熟度にあわせて技を繰り返し稽古し、心身の練成を図ることを目的としていますので誰でも稽古できます。稽古の積み重ねが健康によいのは言うまでもなく、日常生活においても積極的に取り組む自信が自然と培われてきます。合気道の稽古に終わりはありません。稽古をはじめたら根気よく続けることです。うまずたゆまず求めてください。稽古を続けることが進歩への第一歩であり合気道の大切な一面でもあるのです。

歴代道主

開祖 植芝 盛平 1883~1969

植芝盛平

 明治16年(1883) 12月14日和歌山県西牟婁郡西ノ谷村(現在の和歌山県田辺市上の山)に生まれる。 明治41年(1908) 坪井政之輔氏より後藤派柳生流柔術の免許を受ける。 大正末年 武道の新境地を開く。本格的に「合気の道」と呼称する。 昭和06年(1931) 現在の東京都新宿区若松町に合気道専門道場を建設する。 昭和15年(1940) 公益法人として財団の許可を得る。 昭和30年(1955) 国内はもとより海外においても合気道の普及発展に力を尽くす。 昭和35年(1960) 合気道創始の功績を以って紫綬褒章を贈られる。 昭和39年(1964) 勲四等旭日小綬章を受賞。 昭和44年(1969) 4月26日入神。この日、正五位勲三等瑞宝章を生前の合気道創始の功績とその普及の功により贈られる。

二代道主 植芝 吉祥丸 1921~1999

植芝吉祥丸

 大正10年(1921) 6月27日、合気道開祖植芝盛平の三男として出生。 昭和21年(1946) 早稲田大学政治経済学部を卒業。 昭和23年(1948) 開祖に代わり合気道本部道場の道場長となる。 昭和42年(1967) 財団法人合気会理事長に就任。 昭和44年(1969) 開祖逝去により合気道二代道主を継承。 昭和61年(1986) 合気道普及発展の功により昭和61年(1986)秋・藍綬褒章、平成7年(1995)春・勲三等瑞宝章を受章。 平成08年(1996) 財団法人合気会会長に就任。他に国際合気道連盟会長、全国学生合気道連盟会長、財団法人日本武道館理事その他多くの要職を務める。 平成11年(1999) 1月4日入神。日本国政府より正五位を賜る。

現道主 植芝 守央 1951~

植芝守央

 昭和26年(1951) 4月2日、合気道二代道主植芝吉祥丸の次男として出生。 昭和51年(1976) 明治学院大学経済学部を卒業。 昭和60年(1985) 財団法人合気会専務理事に就任。 平成08年(1996) 財団法人合気会理事長に就任。 平成11年(1999) 二代道主逝去により合気道道主、国際合気道連盟会長を継承。財団法人日本武道館理事、国際武道大学評議員、その他多くの要職を務める。